「離婚するならおまえが慰謝料を払うことになるけど、良いの?」

そんなモラハラ夫の発言ってけっこうあります。私が、離婚調停を相談に乗っていた方の場合、元夫が法学部出身だったというのもあって、その妻は完全に萎縮していたんですね。
まず、法学部出身であっても、モラハラ夫の言う事は信用しない。これが鉄則だと思います。

モラハラ夫との離婚調停対策として

よく思い返して欲しいのですが、モラハラ夫というのは、いついかなる時でも、自分は悪くないの一点張りです。そして悪くないという事を、論理立てて説明して、だからおまえが悪いんだ。と言ってきます。

たいてい多いのが、ネットで調べて得た知識を、自分にとって都合よく解釈をして、そしておまえが間違ってるだろ、自分は悪くないと主張するんですね。ドヤ顔で。

で、私が思うにそういったネットで得た知識をひけらかしている場合って、結局自分が攻められると困るところだから、理論武装をして先に勢いで誤魔化そうとしていると思うんですよ。

モラハラ夫が振りかざす法律論が、真実だったとしても、疑っていて良いと思います。真実かどうかは、弁護士さんなどが判断すれば良いだけの事なので、離婚調停に向けて準備をすれば良いです。

そもそも弁護士さんでも離婚関係をあまりやっていない方だったら、養育費とか財産分与とか間違えますからね。。

モラハラをうけたあなたが慰謝料を払う事は、おそらくないと思います。

ですので、モラハラ夫の話は鵜呑みにしない!

という事を肝に銘じておいて離婚調停に向けて証拠集めをすると良いと思います。調停の場はあくまでも話し合いなので、証拠で立証するという事ではないのですが、それでも調停委員さんが、これはモラハラだな、と思ってくれたら離婚に向けて説得をしてくれるようになります。

モラハラ夫対策として!

あと、モラハラは、放置してしまうとどんどん状況が悪くなってしまう恐れがあります。
精神的なダメージは蓄積されていきますので、精神的に病んでしまう前に対策を行う事は調停の前に考えておく必要がありますよね。

それからモラハラを行う加害者というのは相手によって態度が違っていたりする訳ですが、苦手な相手になるのも一つです!

モラハラ夫が苦手なタイプとはどんなものなのかと言うと、わかりやすく言うと自己主張が強い人。
こういう人には、自分の主張を言い出せなくなるのが、モラハラ夫です。

ですので、離婚調停で、多少演じる心も大切になってきます。

今もしかしたら、モラハラで悩んでいる中で、今後の仕事がどうしようとか、育児の事とか、将来的な事で二の足を踏んでしまっておられるかもしれません。。。

でも、やらなくちゃいけない事がたくさんあって、辛いお気持ちの状態なのは、私も経験してきたのですごくよくわかります。
ただまずは、自分の安全、子供の安全を第一に考えて、弁護士に相談をする事を強くおすすめします。

離婚調停で夫に会ったら、と思うと怖い

離婚調停で裁判所に夫がいると思うと、何か言われてしまうんじゃないかって怖くなる事もあると思います。

どうしても、調停委員が夫の嘘を信じてしまうのではないか、子供を奪うのではないか
不信感、不安感はついてまわって、押しつぶされそうになってしまうと思います。

モラハラ夫が、あなたのところに直接言いがかりをつけるような状況にはまずならないと思います。
怖いという恐怖心はついてしまうと思いますが、それでも直接的な危害を加えられる事はない、という事は心に留めておいて下さい。