モラハラ夫の特徴について解説をしていきます。

まずモラハラは夫の中に隠れているからわかりにくいものです。
モラハラがわかりにくい理由としてあげられるのが、いつも不機嫌というわけではないという特徴が大きいです。

モラハラ夫の特徴

あなたが何かミスしてしまった時に、激怒したり、何かにつけて、しつこくダメ出しをしてくる夫でも
普段は大人しかったり、優しい一面があったり、外面が良く、近所からも良い旦那さん、良い父親で見られがちです。

ただし、その優しさというのは、本当に優しいのでしょうか?

あなたの事を思いやってくれる優しさなのか。
それとも、「あなたに良い夫と思わせるため」に演じているのでしょうか?

これらの事は、他人からは、なかなかわからないですし、
悪いのは自分だと思い込んでしまう方が多いのが現状です。

モラハラの特徴をしっかり見極めていく必要があります。

特徴その1 とにかく偉そう

モラハラ夫は、他人を攻撃する、見下す事によって自分の優位性を保とうとします。
そのため、あなた、家族はもちろん、あなたの周りの友人、両親、自分の職場の同僚、上司などの
陰口を言い、遠慮なく批判をし、自分の自慢話ばかりします。
人に感謝する心がなく、誰かが成功すても、嫉妬心から、揚げ足をとる事に躍起になります。

特徴その2 あなたの交友関係を制限させる

モラハラ夫は基本的にあなたの行動をコントロールしたい支配欲が強い特徴があります。
束縛をしたい、という欲求があるのですが、それがわかりにくいパターンもあるのです。

例えば、あなたが遊びに出かけたりすると、不機嫌になったり無視をするなど
子供じみた行動を繰り返します。これが増えていくと、当然あなたも遊びに行く気になれなくなっていきますよね。

すると、友人関係と疎遠になっていき、あなた自身相談する相手がいなくなってしまいます。

特徴その3 常に計算高い

君のために言っているんだ、と言いながら何よりも自分の事が大切なのがモラ夫です。とにかく自分に甘く、他人に厳しいのです。

また、共感する力が低いため、思いやる気持ちはあまりないのですが、どうすれば人を動かせるのか、という事はわかっているため、嘘を平気で吐く事が出来ます。
他人が苦しんでいる状況には、無頓着のため、妻が風邪をひいて熱を出していたとしても、家事などが出来ていないと、不機嫌になっていきます。

特徴その4 結婚したら一気にケチに

結婚する前は、ロマンチックな夢を語りながら、
おしゃれなレストランにいったり、サプライズ的なプレゼントを欠かさずしています。
モラハラ夫は、本人はそういった世界に酔っています。

しかし、結婚が決まってから、一気にケチケチ。
結婚生活では、出費にたいして、細かくチェックをしたり、
節約に口うるさく言い出すようになります。

節約と思われるかもしれないのですが、
生活費や、あなたにかけるお金が惜しいだけで、
自分自身は好き勝手お金を使いたいだけなのです。
妻の服や化粧品、趣味などには厳しくダメ出しをするくせに
自分が遊ぶお金は、ふんだんに使います。

こういった執拗な家計コントロールもモラハラ夫の特徴です。

特徴その5 人を物のように利用価値で判断する

モラ夫は上司等権力ある人に、媚びへつらい、
部下にえらそうな態度をとるタイプと、
外に出ると、別人のように良い人になりすます二重人格タイプがいます。

優しい言動の裏には、気に入られようとするための他に
「○○と思われたい」というような、自己中心的な理由から優しい言動をしています。

利益となるな、と思った時だけ人の面倒をみたりと、損得勘定を働かせ
常に恩に着せるようにするのです。

「人を利用してやる」「あいつには利用価値がある」というような、
人を損得で判断し、ちょっとした事でも、自分が損をしたら、怒りだす事もあります。

特徴その6 自尊心が強過ぎるナルシスト

世間体や人目を気にして生きる小心者のため、「良い人」と思われようと演じます。
そのため、自分が良く思われるためなら、服や持ち物などもブランドものを買ったり、
ジムに通い、鏡にうつる自分が大好きというナルシストな特徴も。
良く思われたい、という欲求が強いため、「仕事も出来る人」です。

ただし、地味な事を嫌い、縁の下というポジションを嫌い、バカにする傾向があります。
人前では、妻をほめ、気遣い、ねぎらうといった良い夫を徹底的に演じます。
しかし、家庭の中に戻れば、モラ夫に元通りです。

特徴その7 神経質でマイルール多すぎ

モラハラ夫は、神経質な部分があり、マイルールをいくつも持っている事があります。
あなたがそのルールに従わないと、不機嫌になるのです。

例えば、人によっては、食事の時間がきっちりきまっていなければキレて、
あなたが慌てて作っても、一切手を付けず、自分でカップラーメンを作って食べたり。

掃除の仕方でも、姑かといわんばかりの、埃チェックをする夫もいます。
そして、あなたが頑張って掃除をしても、「掃除は毎日するのが当たり前だ。」と、
ねぎらう事も一切ありません。

家庭のルールだけでなく、家にいるのが当たり前だ、と働きに出る事を禁じたり、
髪型や、服装に対してダメ出しをするなどもあります。

特徴その8 論破で自己正当化

コンプレックスの塊のため、とにかく自分の非を認めようとせず、自分を正当化しようとします。
ただし、基本的にあなたの話に聞く耳はもちません。
自分が不利な話になると、論点をすり替えて、自分にとって都合が良いような事ばかりを並べたてて攻撃して責任転嫁をするのが得意です。
このタイプとは、話し合っても平行線を辿るため、夫とは話手も無駄と、諦めていってしまう方も多いのが特徴です。

後だしじゃんけんをする

この手のモラハラ夫の手口として、後だしじゃんけんをしてきます。
例えば、お風呂が熱いと文句をつけ、ぬるくしたら、ぬるい!と、どっちにしても文句をつけるのです。
何をしても、ダメ出しをして、あなたの自尊心を傷つけていくのです。

特徴その10 いきなり無視

モラハラ夫の中には、話しかけても無視をしたり、
あなたがいないように振る舞うタイプもいます。
用件がある時は、メールで伝える程度。

食事の用意をしても、わざと外食してきたり、
家の中ではずっと不機嫌そうにして話しかけるな、という雰囲気をわざと出したり。

そしてあなたが、不安になってきくと
「自分の胸に聞いてみたら?」と冷たく突き放してきます。

このいきなり無視などのほとんどは、八つ当たり程度の事です。

特徴その11 演技派

モラハラにガマンの限界をむかえたあなたが、離れていこうとすると、あらゆる手段で、止めようとしてきます。
時には暴力をふるう事もあるでしょうし、あなたの両親の前で土下座をして俺が悪かったと謝る事もあります。

とにかく真剣にあなたを取り戻そうとするため
「本気で変わってくれるんじゃないか?」と思わせられてしまう事も少なくありません。

しかし、そこで夫の元に帰ると、またモラハラが始まるだけでなく、
さらに支配は厳しくなり、最悪の場合、気付いた時にはあなたのお金も自由も奪われるというケースもあります。

特徴その12 自分はモラハラ夫だと思っていない!

モラハラという言葉が、芸能人の離婚問題を期にだいぶ一般的になったかと思います。ですが、モラハラ夫の最大の特徴は、自分自身はモラハラをしていると思っていないという点があります。某Tさんも「夫婦喧嘩の延長だと思っている」みたいな事を言っていました。

(Tさんが、モラハラしていたかどうかはわかりませんが)自分ではモラハラだとまったく思っていないというのは、本当に厄介な特徴です。

特徴その13 思いやりは無い

それから、モラハラ夫は、自己中心的な性格で、あなたに対して思いやりが一切ないと思って良いと思います。あなたが病気で寝込んでいたとしても、看病するわけでもなく、薬を買ってくるわけでもなく、病気で辛いあなたが家事を休んでいたら、怒鳴り散らす輩までいます。

思いやりのかけらもありません、あなたをコントロールしたい、ただそれだけなのです。

まとめ

モラハラとは、モラルハラスメントの略で、いわゆる精神的暴力、精神的DVみたいなものです。目に見えない、威圧感、態度、暴言で被害者の心を踏みにじり、不安にさせて恐怖をわざと与えます。

暴言、威圧感というイメージだと、「誰のおかげで○○だと思ってるんだ!」という感じで怒鳴り散らす乱暴な夫のイメージが強いと思いますが、実はモラハラ夫の特徴はそうではない事の方が多いんですね。

モラハラ夫の特徴は意外にも社会的にもしっかりしていて、仕事が出来そう。優しそうという評価の高い夫というケースが多いです。人目のつかないところで精神的に追いつめていくんですね。それは巧妙でネチネチとした嫌がらせをするのがモラハラです。

つきあい始めた頃のモラハラ夫は、優しい親切。素敵な男性。外見がよかったり、有名大学出身だったり、一流企業を出ていたりと、ハイスペックな男性としてうつります。しかし結婚が決まったりすると、どんどん豹変していくんですね。

多くのモラハラ夫は頭がよくて、口が達者です。少しでも妻が反論しようものなら、独自の理論で、理詰めで説教をし、おまえが俺を怒らせたから悪いんだ、と人のせいにします。そして、突然を無視をしたりと、あなたが作った料理に箸もつけずに、自分で作り出したり、あからさまに外食したりするようになります。

モラハラそのものは、仕事、学校、他人が集まるようなところではどこでも起こるものなのですが、家庭ではよりモラハラが起こりやすいと思います。暴力などはなくても、高圧的な態度で妻を恐怖でしばりつけていくため、夫がする事全てに対して怯えるようになっていきます。

例えば、何年も昔の妻の失態を引き出しては、ネチネチと攻撃する。本当に些細な事でも、妻が悪いと怒りだして、言葉や態度で精神的に追いつめていく。モラハラ夫の典型ですね。

特に家庭内のモラハラは外から見えにくいですし、暴力と違って客観的な証拠を示すことも難しいため、他人に説明してもなかなかわかってもらえなくて、深刻になりやすいです。
モラハラをしている夫は、妻の言うことなすことを否定し、傷つけるだけでなく、相手の自尊心や判断力を徐々に低下させていって、妻をコントロールしようとするのです。

今回の特徴で、いくつ該当すればモラハラ!というわけではありません。しかし、一つの基準になると思います。